結論が出ないという結論

活動の芯をつくる会議のもち方講座⑪ ~会議手法編 その4

 7f1eb0efe9601e480247a902a1189471_s会議の結論はどのようにして出すのでしょう?

「自然の流れで」

「予め想定したところに落ち着く」

「無理に出さなきゃいけないものではない」

と、色々な意見があります。

ここで、ちょっと考えてみましょう。

確かに自然の流れで、結論に達することもあるかもしれませんが、「よく考えてみると、いつも誰かの意見に落ち着く」ということはありませんか? また、特定の人たちが目論んだ結論に導かれた会議は、市民活動団体の会議としては不適切です。そして、会議の結論は、無理して出すものではありませんが、毎回、確実にメンバーが協力してまとめていくものだと思います。

 会議は、メンバーの大切な時間を使い、考え、意見を出すという労力を使ったものです。「無駄な会議」にするにはあまりにも勿体ない。もし、その会議で結論が出なかったのなら、それは「出なかった」のではなく、「出さなかった」のです。場合によっては、全員で納得した「結論なし」という結論があってもよいと思います。しかし、可能な限り、結論を出す努力は必要です。

 何故なら、メンバーの意見のまとめが「結論」であり、その結論の集合体で活動が成り立つからです。いつまでも結論が出ない会議を続けていくと、話し合いへの参加意欲は減っていきます。そして、確実に活動への意欲も減退します。

 「意見がたくさん出て、活発な議論もできた。しかし、なかなか話がまとまらず結論が出せない」ということもあります。前回の「会議のまとめ方」で書いた手法を使ってある程度のまとめはできても、そこから結論を導くには、更に全員の集中力が必要になってきます。

 では、具体的にどうしたらよいのでしょうか? 前回紹介した3つのまとめ方の結論の出し方について説明します。

 ひとつ目の「ひたすら板書法」では、書き出した意見の中からポイントとなる箇所を全員で拾い出し、マーカーで印を付けていきます。そのポイントを組み合わせたり優先順位をつけるなどして、「結論」をまとめていきます。

 2つ目の「付箋カテゴリー分類法」では、カテゴリーにテーマやタイトルをつけていくことが一般的です。多くはそこで終わりますが、それでは結論が出たとは言えません。ですので、そこにそれぞれのテーマやタイトルの内容説明を付けていき、話し合いの目的に合わせて、付箋グループの統合や削除をします。残った付箋グループそれぞれの関係性や流れを把握し、「結論」としてまとめていきます。

 最後の「プロセス紙芝居法」では、紙芝居に書かれた内容が、既に「結論」になっていますので、その内容を協議の目的に合わせた形に再編集すればOKです。

 

「結論」は、話し合いの「まとめ」のまとめです。会議の最後に、全員でそれが納得できるものか確認しましょう。全員納得したことで「団体としての結論」になります。