「聞き書き」というアート

このブログを始めて1年が経ちました。ブログの立ち上げを教えて頂いた先生からは、「毎日更新」を勧められましたが、全く実行できていません。ブログを読んで下さった方から「何をしてる人なの?」という声も頂きました。そこで、遅ればせながら、このサイトの説明をしたいと思います。

これは、ひと言でいうと私の自己紹介ブログです。ですので、初対面の方たちに私の活動内容を知って頂くために書いています。もちろん、旧知の友には近況報告として読んで頂ければと思います。

ブログの構成は、「こころざし研究」「NPOコンサルティング」「こころざし電子文庫」の三本柱のほか、主に海外旅行記をまとめた「夢結の旅」、個人活動のほかにグループとして活動している「温志遊善」の動きも掲載しています。

「こころざし研究」はブログの中心テーマで目的でもあります。「NPOコンサルティング」は市民活動団体の運営に役立つ情報提供や実際に開催した講座について、「こころざし電子文庫」はAmazon kindleで電子書籍として出版した本について書いてきました。

最近は、ほとんどが旅行記になってしまい、本来の研究活動についての記事が全く書けていません。しかし、そろそろ研究活動に本腰を入れたいと考えています。

それというのも、ちょっとした切っ掛けで、平成29年4月から「名古屋市立大学大学院人間文化研究科」の研究員になり、先生や大学院生のみなさんと接することで、再び研究への意欲が高まってきたからです。

先日、高浜市で「聞き書きの魅力 綴り方教育の推進と地域連携の可能性」と題した赤嶺氏の講演を聞いて、自分のしたい研究の方向がうっすらと見えてきた気がしました。講演の中で、「(聞き書きは)聞き手と書き手の相互作用による歴史である」「語られた中でどういう歴史を書くのか」「歴史を書くとはどういうことか」など心に刺さる言葉に出会いました。

私は、これまで聞き取り調査を中心に研究してきましたが、その中から「問題点」や「課題」を探ることに終始し、その調査対象が歴史そのものだという観点が抜け落ちていました。そして、これからしたいことが正に「聞き書き」という手法の中に隠れていることに気付きました。

これは、漠然と抱えていた思いが他者から与えられたヒントと結びつくことで、具体的な道が見えてきたということです。問題は、「聞き書き」という手法と私のしたい研究をどのようにデザインしていくのかということ。赤嶺氏の「想定外の出来事に対処せざるを得ない聞き書きはアートである」との言葉を反芻しながら、これからの研究内容や手順を考えたいと思います。