黄色いバスに乗って 気ままにプラハ観光

「てるみくらぶ」発券済チケットで自己責任の夫婦旅⑬

プラハで是非、行きたいと思っていたのは、現在は民族文学博物館になっているストラホフ修道院にある「哲学の間」、「神学の間」と名付けられた2つの図書室。中世から受け継がれてきた図書室は、後期バロック様式の素晴らしい天井画に彩られ、膨大な本が整然と並んでいました。ここは、室内に入ることが出来ず、入り口で見学するだけ。それでも、こんなに美しい部屋で読書が出来たいにしえの人たちが羨ましくなりました。そして、廊下に陳列されていた豪華な本は、書物というより宝物という印象でした。

プラハの見どころは、「ポップオン・ポップオフバスツアー」という黄色のバスに乗って観光しました。このバスには「ダウンタウンルート」「ビール製造所ルート」「ヴィシュフラドルート」の3つのコースがあり、1回、24時間、48時間有効のいずれかのチケットを買えば乗り降り自由。好きな場所で降りてマイペースで観光できる、私たちにピッタリなツアーでした。

ダウンタウンルートは、定番のプラハ城や旧市街地、ヴァーツマス広場などの観光スポットが網羅されており、座席のチャンネルを合わせれば、オーディオガイドで日本語の説明も聞けました。その上、ヴルタヴァ川のクルーズまでついていて、至れり尽くせり。私たちは、ホテルのカウンターに置かれたパンフレットで知りましたが、日本で事前予約も出来るみたいです。

さて、プラハ城の中は広く、チケットを買うにもどこに行ったらよいのかわかりません。「聖ヴィート大聖堂」の中で、奥へ行こうとしたら係員に止められ、「あっち」と指示された方向へ行くと大聖堂の向かい側にチケットセンターがありました。ここでもシニア割引があり、ちょっぴりお得感を味わいながら、「聖イジー教会」「旧王宮」「黄金小路」へと進みました。

中庭では、伝統的なお菓子「トゥルデルニーク」を焼いていたり、豚の丸焼きがグルグル回っていたりと、ちょっとした市場の雰囲気。色々な国からやって来た外国人たち(もちろん私たちも)は、みな楽しそうに飲んだり食べたり。中世もこんな感じだったのかなと思いつつ黄金小路へ。22番の家は、昔、カフカが仕事場に使っていたそうで、今はカフカ関連のグッズを売っていました。この小路の家々では、当時の人々の暮らしぶりを展示していて、小さな村のようでもあり、映画のオープンセットのようでもありました。

タイムスリップしたようなプラハ城を後に、旧市街へ。広場では、イースターを迎えるためのフェスタが開かれていて、まるでクリスマスマーケットのような屋台が並んでいました。そこで昼食を取り、クルーズの乗船場所へ移動。約1時間のクルーズで川からの景色を楽しんだ後は、バスに揺られて新市街をグルッと巡りホテル近くで下車。本当に使い勝手の良いツアーでした。

プラハは見どころが多く、私たちのペースではほんの一部しか観光できませんでしたが、団体ツアーとはひと味違った旅ができたと満足。チャンスがあれば、もう一度、教会コンサートを聞きたいものです。