安全で安心!  LEO EXPRESSでポーランドからチェコへ

ポーランドとチェコの旅で一番不安だったのは、ポーランドのクラクフからチェコのプラハまでの移動です。単なる都市間だけでなく国境を越えなくてはならないので、私たちにとってはめちゃくちゃハードルの高いチャレンジでした。

クラクフからプラハは飛行機という手もありましたが、空港までの移動を考えると電車やバスで移動した方が手軽。なにより交通費を節約できることが魅力でした。みなさんも、クラクフからプラハに行くならバスと電車を乗り継いて移動するLEO EXPRESSを利用することをおすすめします。とても快適な旅ができますよ。そして、一番は安全で安心だということ。私たちが利用したバスと電車の旅を紹介します。

大いに迷った交通手段

ネット情報によるとクラクフ⇒プラハ間には、「国際バス」と「国際列車」、「国内バスと徒歩、列車」の3つの方法があるそうですが、どれも実行できる自信がありませんでした。ならばと、飛行機での移動も考えましたが予算的に厳しく、「どうしたものか」と考え込んでしまいました。

そんなときに見つけたのが、「保存版クラクフ-プラハ間の移動の新定番 LEO EXPRESSを解説!!」というサイト。ザッと目を通して、バスと列車をセットにした私鉄を利用する方法が便利で確実だと知りました。早速、同社のホームページでチケットを確保しました。同時に座席も選べるので、本当に便利です。料金はビジネスクラス2名で78.40€。日本円で9,500円ほどです(2017年4月当時)。ちょっと贅沢でしたが、「とにかく安全で楽に移動したい」と奮発しました。シニア割引もあったようですが、残念ながらその情報を見逃してしまいました。

参考
「保存版クラクフ-プラハ間の移動の新定番 LEO EXPRESSを解説!!」旅やねん。https://ason-de-kurasu.com/leoexpress

クラクフバスセンターから真っ黒なバスに乗って出発!!

クラクフのバスセンター 時刻表を見てもサッパリわからない

バスセンターを2017年4月2日午前8時55分に出発。トイレ付きのバスは、前方2列がビジネス席で座席間がとにかく広い。シートはゆったり、ミネラルウォーターとジュースのサービスもありとてもリラックスできました。車中はそれほど混んでおらず、乗客それぞれがゆったりと旅の時間を過ごしているようでした。

ビジネス席は足元が驚くほどゆったり

チェコのボスミン駅まではバスで、そこからプラハ駅までは列車です。ポーランドからチェコに入国したのですがパスポートチェックもなく、バスから列車に乗り換えただけ。ボスミン駅はレトロな雰囲気の建物でしたが、ゆっくり見ている時間はなく、慌ただしくホームを探して移動。私たちが乗る列車がどこに停まるのか全くわからないのでホームをウロウロしながら記念撮影。乗る前からワクワクしていました。

バスから電車へ乗り換えるボスミン駅

列車のビジネスクラスは超快適

無事に乗り込んだら、あとはプラハまでのんびり揺られていればいいだけ。プラハに着いたのは午後3時過ぎ。やはりバスと列車の旅はとても時間が掛かりましたが、ビジネスにしたおかげでさほど疲れませんでした。若干、料金が高くなりますが、シニアの旅人にはおすすめです。移動でヘトヘトになってしまったら、次の観光にひびきますから。

自分が乗る車両を見つけるのもひと苦労

列車は、最後尾の車両がビジネスで革張りのシートがゴージャス。ソフトドリンクと軽食が無料で提供され、何回でもお替りOK。軽食メニューもいろいろ選べました。実は、私たちはこのシステムを知らなかったので、サンドウィッチを食べてもコーヒーを飲んでも代金を請求されないので「どうなっているの?」と少し不安でした。私たちの後ろの席で楽しそうにおしゃべりしている男性3人組が、ビールのお替りをする度に代金を支払っているのを見ると、どうやらアルコール類は有料のようでした。ボスミン駅では昼ご飯を調達できませんでしたが、車内のミールサービスだけで充分でした。

革張りシートがゴージャスなビジネス車両

ネット情報と出会った人たちに助けられ快適な移動

豪華シートに無料サービスも充実。私たちがクラクフからプラハへの安全で快適な長時間移動が出来たのは、このLEO EXPRESSを利用したからです。おまけに1人5,000円を切る料金に「安い!!」とビックリ。「ネットの情報を鵜呑みにしては危険」とはいえ、この旅ではネット情報に助けられてばかり。これがなかったら快適な個人旅行は出来なかったかもしれません。様々な有益情報を提供して下さったブロガーのみなさん、本当にありがとうございました。感謝、感謝です。

もうひとつ、バスで一緒になった韓国の若い女性が、他の乗客と離れてしまった私たちが迷子にならないようにと、片言の日本語で「コチラデス」とわざわざ乗り換えのホームまで案内してくれました。このような見知らぬ人たちの親切が旅をいっそう思い出深いものにしてくれました。

まとめ

もともと海外でその国の列車に乗るのが好きで、列車移動が組み込まれたツアーを選んでいましたが、いざ自分たちで手配することになりとても困りました。この旅で、ネットに助けられつつ快適な列車旅を経験したことで、その後の旅も列車での移動を楽しんでいます。列車に乗ることで、その国の人々の普段の顔に出会うことができます。それが「次も個人旅行にしよう」という気持ちにさせてくれます。人まかせの旅ではもったいないですから。