住民の声を聞く

~公営住宅自治会シンポジウム すてき・快適 公営住宅の暮らし~

少し前の話になりますが、2月5日(日)の午後、名古屋市緑区の大高南コミュニティセンターで開かれた「公営住宅自治会シンポジウム~すてき・快適 公営住宅の暮らし~」で、ファシリテーターを務めました。

このシンポは、「仲良く、楽しく住み続けられる県営住宅・市営住宅でありたい」という願いから開かれたもので、愛知県住宅自治会連絡協議会と名古屋市営住宅自治会連絡協議会の共催で開催されました。

基調講演は、「住民自治の要としての自治会・町内会」というテーマで、愛知学泉大学付属研究所客員研究員で元同大教授の山崎丈夫さん。私が博士論文を執筆するとき、山崎さんの著書を大いに参考にさせて頂きました。そんな経緯もあり、とても興味深く拝聴しました。

私が担当したのは第三部のグループワーク。「生活」「教育」「防災・防犯」「多文化共生」の4つの分野の中の「生活」グループです。話し合う内容として、ごみ問題や生活騒音、ペット問題、近隣関係などについての話になるだろうとの情報を頂いていました。

11人という、グループワークとしてはかなりの大所帯であり、持ち時間が40分ということもあるため、もっぱらポストイットに記入してそれを見ながら話し合うという方法をとりました。まず「氏名」「自治区名」だけの自己紹介のあと、「困っている事」を書いたポストイットを手にそれぞれに話していただきました。

ほとんどが「ごみ問題」をあげ、中でも「分別」について困っているようでした。「分別がキチンとできていない」ことは勿論ですが、「ゴミ出しの時間を守らない」ことも悩みの種。それぞれが困っていることを話していくうちに「うちの団地ではそれほど困っていない」という声も出て、その対処方法を聞くなどして話し合いを進めました。

全てポストイットを使って記録しましたが、たまたま用意してあったポストイットが4色あったので、まず青に「氏名」と「自治区名」、緑に「困っていること」、黄に「話し合いで出てきた意見」、ピンクに「解決策」を書いて、話し合いの流れがメンバーに見えるように進めました。青と緑は参加者、黄とピンクは話し合いを進めながら私が書いていきました。

当然のことながら自治区により状況も対処方法も違いますが、それをこのような場で話し合うことで、より現状に合った解決策を考える話し合いが出来たことにファシリテーターとしても充実感を持つことができました。もちろん、結論が出るワークではありませんが、具体的な話をしたことで参加者それぞれが次の行動を考える切っ掛けになったと思います。

それにしても、4グループの中で3つのグループから「ゴミ問題」が指摘されたことに驚き、生活の場としての公営住宅において、それがいかに解決困難な課題であるのかを改めて感じました。