会議に合わせたワーク手法の使い分け

~講座「課題解決のための会議のプロセスを考える」より⑥~

会議にはいろいろな形があります。また、そこで使うワークの手法も様々です。話し合う内容に合わせた手法を使うことで、出席者の本音を引き出せたり、想像を越える発想が生まれたりもします。特に、課題解決のために知恵を出し合うにはテーマに合わせたワークの選択が重要になります。

まず、その議題を個人で考えるのか、グループで話し合うのか、全体で議論するのかを考えます。特に意見が出にくいと思われるテーマの場合は、個人ワークで個々の意見を書き出し、次にグループで意見を出し合い、最後に全体としての結論を出すという展開にしていくと個々の意見を踏まえた結論を導き出すことができます。この方法は、限られた時間で決定しなければならないときにも有効です。

このように「個人の意見を引き出すワーク」と「グループで意見をまとめるワーク」、「全体の意見をまとめるワーク」を組み合わせて会議をデザインすることが基本になります。時には、そこに議論に必要な情報提供やレクチャーを挟むこともあります。

それぞれのワークの中から代表的な手法の一部を紹介します。

<個人の意見を引き出すワーク >

◆自己紹介カード・・・メンバーのバックグランドと意見を自己紹介カードにしてプレゼン

◆インタビュー・・・進行役が出席者ここにインタビューし、それぞれの意見や意識を確認

 

<グループで意見をまとめるワーク>

◆ブレーンストーミング・・・自由に意見を出し合い、カテゴリー別にまとめ、その関連を考える

◆フレームワーク・・・フレームに議題に合わせたチェック項目を記入し、検討していく

 

<全体の意見をまとめるワーク>

◆シール投票・・・結論を出すためにシールで全体の意向を確認

◆YES・NOカード・・・質問に対して全員が、カードを掲げて「YES」「NO」の意思表示

◆旗揚げアンケート・・・3つの選択肢から選んで意思表示

ワークの手法は、これ以外にもたくさんあります。会議に使えるワーク手法を自分のツールとしてストックしておくことは、会議のバリエーションを増やすことにつながり、会議コーディネーション力を上げていくことにもなります。ただし、ワークに頼りすぎて課題解決へのプロセスを逸脱してしまっては本末転倒になりますので注意が必要です。