情報不足で大損?

先日、銀行で資産運用の話を聞く機会がありました。資産運用というと「貯蓄」や「株式」くらいしかイメージできない私は、その方面は全くの門外漢。運用しなければならないほどの資産がないことも財テクに今ひとつ関心を持てない理由です。

ですので、銀行マンから選択肢のひとつとして「介護年金保険」を提案されたとき、すぐにはピンときませんでした。親の介護や亡くなった時の諸手続きなどへの関心が高く、既に自分がその対象になっていることをウッカリ忘れていました。そして、「介護」に関する保険が資産運用のひとつだと知り目からウロコでした。

しかし、それ以上に驚いたのは、長引く不況の影響で保険料が値上げされたとのことで、先月と今月とではほとんど同じ保障で保険料が50~60万円程度違ってくるとのこと。驚き過ぎて言葉を失いました。たった1カ月でそんなに損をするとは。普段、ほとんど金融機関や保険会社と接することはなく、必要最低限のお付き合いをしてきたツケがまわってきたようです。「そんなこと知らなかった」では済まされない情報不足と認識不足が招いた結果です。

 情報の価値は、歳を重ねれば重ねるほど高くなります。公的手続きなどは、申請しなければサービスやお金が手に出来ないからです。制度が変わったことを知らず、手続きの期限を過ぎてしまい、当然受けられるべきものを受けられなくなってしまったら、泣くに泣けません。特に、ひとり暮らしの高齢者の場合、普段から人と付き合い、ニュースを聞き、行政の広報に隈なく目を通す努力を続けていかなければ、深刻な情報不足になってしまいます。

 しかし、歳をとれば目も耳も遠くなります。新聞を読むことが億劫になり、テレビのニュースも聞き難くなります。そこで、私はシニアにパソコン、特にタブレットで情報収集をすることをお勧めします。時代は進み、便利な道具が使えるようになりました。分からないことはすぐに調べることが出来、世界の動きが手に取るように分かります。メールで情報のやり取りをし、電子書籍で本も読めます。何より有り難いのは、文字の大きさを調整できること。シニアにこそ必要な生活必需品だと思います。

 もっとも、いつでもパソコンで情報収集できる環境にあっても、関心のないことにはアクセスしません。「ウッカリ損をする」ことを避けるために、いつも「自分に必要な情報」に対して敏感であることが最も大切なのですが・・・。みなさんは大丈夫ですか?