★出版予告 スペインの情熱 汗が飛び散るフラメンコ

アルハンブラ宮殿は花ざかり

モトリル港に到着したのは4月24日。夫は初めて、私は2度目のスペインです。私たちが参加した「世界遺産アルハンブラ宮殿観光とフラメンコ鑑賞」ツアーは、80名ほどが参加する大所帯。上陸してすぐにバスで、グラナダにある世界遺産のひとつ「アルバイシン地区」へ移動。途中、道が細くなるためミニバスに乗り換えて、昼食とフラメンコ鑑賞ができるレストランを目指しました。

レストランは、白い外観でコテージ風。内部は洞窟を連想させる作りで、狭いホールに無理やり設えた踊りの舞台があり、客席はテーブルとイスでギッチリ。一旦座ってしまうと、身動きがとれず移動は無理という状況です。隣の人と腕が当たりそうな距離感でランチを済ませたら、お待ちかねのフラメンコ鑑賞です。ギターと歌の生演奏に合わせて、4人のダンサーが激しく踊り狂うその熱気と情熱に圧倒されました。舞台と客席が近いため迫力ある臨場感で、ダンサーのほとばしる汗が最前列の観客に降りかかっているようで、正直、「後ろの席で良かった」。前回、スペインを訪れたときに観たフラメンコとは、迫力の点で優っていると感じました。

昼食の後は、アルバイシン地区の散策です。白い建物と石畳が特徴的な街並みは、グラナダの旧市街で最も古い地域だそうです。ここは元々、城塞都市として造られているいるため、道が入り組んでいてガイドを見失ったら完全に迷子になってしまいます。建物を飾る花々が美しく、アチコチ足を止めながら散策するため、自分たちがどこから来てどこに向かっているのか皆目分かりません。目的地のサンニコラス展望台からはアルハンブラ宮殿が丸ごと見えて「キレイー!」。この日は天気も良く、見るもの全てが美しく見えました。

そして、いよいよお目当てのアルハンブラ宮殿へ。ちょうど花盛りの季節で庭園には色とりどりの花が咲き、花弁らしきものもたくさん飛んでいました。春真っ盛りの風景に私たちの気持ちもウキウキ。敷地内にあるヘネラリーフェ離宮のアセキアの中庭では、深紅のバラが満開。ここは1319年に建てられた王族の別荘で庭園の美しさは見事です。

ガイドに連れられて広い宮殿内を巡るのですが、素晴らしいモザイクなどをゆっくり鑑賞したくても見学時間に制限があるらしく、かなりのハイペースで見どころを巡らなければなりません。これはツアーの宿命ですが、素晴らしい宮殿内を自分のペースで見学できないことが本当に残念でした。船の乗客の中にはフリーで訪れた人もいて、次回のチャンスがあれば、是非フリー見学にチャレンジしたいと思います。

ところで、このツアーの最後にちょっとしたアクシデントがありました。同じバスに乗り合わせた男性が集合時間になっても現れず、私たちのバスは出発できず待ちぼうけ。ところが、待てど暮らせど帰って来ず、コーディネーターを現地に残して船に戻りました。驚いたことに迷子になった男性は、私たちよりひと足早く船に到着しておりビックリ。聞けば、迷子の子どものお世話をしていたら自分が迷子になってしまったとか。スペイン語が話せたのでタクシーで帰船したそうです。何事もなく、本当に良かったです。

★これは「おきらく夫婦のサラッと世界一周・ピースボートで巡るヨーロッパ編」の予告版です。近日出版予定の本編にご期待ください!!