★出版予告 衝撃! 初めての別れ

船旅は孤独感との闘い?

3日間のイタリア弾丸ツアーを終え、バーリ港に停泊中のピースボートにたどり着いたのは、2014年4月18日の夕方。「シャワーを浴びてゆっくりしよう」と部屋に戻ると、ドアに手紙が貼りつけてありました。

「ガーン!!!!!!!!」。なんと船内で親しくなったHさんが下船するという内容です。急いで彼女の部屋へ行き、何度もドアを叩きましたが応答なし。既に船を降りた後でした。

彼女とは、初日のウェルカムディナーで隣り合わせになり、以来、時々おしゃべりするといったお付き合いをしていました。40代になったばかりの彼女は1人参加で1人部屋。自由な反面、孤独にもなりやすい環境のようでした。ぺトラ遺跡を一緒に歩いたときは元気そうでしたが、その後、「このまま船旅を続けるか悩んでいる」と漏らすようになりました。それでも、会うときは、いつも元気そうでしたので、まさか、別れの言葉を交わすことなくいなくなってしまうとは考えてもいませんでした。

ピースボートの乗客は、大きくシニア層と若者層に分かれていて、彼女のような40代は珍しい存在です。以前から、アクティブな乗客の中で疎外感をもっていたようですが、とうとう「ここにいると病んでしまいそう」と言うようになり、色々な人に相談して船を離れる決断をしたようです。彼女にとって、船の1人旅は想像以上のストレスだったのかもしれません。たった3カ月半とはいえ、船旅を続けるためにはメンタル面のケアが非常に大切だという事が身に沁みました。彼女の下船は、私にとって残念で精神的なダメージも大きいものでした。

ところで、地中海の旅は18日にバーリを出航し、翌日の19日はドブロブニク、続く20日がコトルと連日の寄港で落ち着く暇はありません。コトルを出航して3日後からも24日にスペインのモトリル、25日ジブラルタル、26日のカサブランカとこちらも3連続での寄港が待ち受けています。この忙しさで、彼女が下船した寂しさが少し紛れたことは、不幸中の幸いでした。

★これは「おきらく夫婦のサラッと世界一周・ピースボートで巡るヨーロッパ編」の予告版です。近日出版予定の本編にご期待ください!!