動きを促す年間行動計画を立てる

活動の芯をつくる会議のもち方講座⑦ ~運営基礎編 その5~

b82cb8c7323d7d6add1a8091faa39de5_sさて、いよいよ団体として動くための「年間行動計画」を立てます。組織として動くために、それぞれのメンバーが自分の立場や役割を理解して行動する計画です。もちろん、その前提として、みんながミッションとビジョンを把握していることが必要です。

一般的に年間計画というと、4月から翌年の3月までの1年間の計画のことですが、団体によっては、秋に立ち上げるから10月から翌9月までにするということもあると思います。ただ、将来的に行政など公的な機関から補助金や助成金、委託などを受けることを考えていたら、官公庁の年度、4月~3月にしておくと混乱が少ないと思います。その場合、立ち上げから年度末(3月)までは準備期間、4月から正式スタートとすれば問題ありません。

前回、中期計画目標を達成するための短期計画目標を決めました。それを12カ月の行動計画に振り分けていきます。そして、それを達成するためのイベントや講座などの事業についても考えましょう。

具体的には、「メンバーを10人増やす」「資金を集める」「活動拠点を決める」「会報を発行する」などの項目です。そして、模造紙に表を作って行動の時期、何月に何をするという具体的なポイントを決めていきます。1つの目標を達成するための行動が、他の目標を同時にクリアすることもあります。

例えば、「メンバーを10人増やす」ために「有料講座を開く」ことで人を集めると同時に資金を集めたり、「会報を○○センターに置く」ことで○○センターが活動拠点になったりします。自分たちに合った方法を選び「いつ」「なに」をするかをまとめていきます。

そして、最後に「だれが」を決めます。このとき、まず、「できる人」より「やりたい人」にその役割が任されるようにし、くれぐれも押し付け合いの雰囲気にならないように全員で協力していきましょう。そうすれば、役割を果たしながらメンバーの能力を伸ばす活動ができます。押し付けられた役割にやる気は生まれません。そして、担当の人が困ったときは、いつでも相談にのり解決していく団体の雰囲気や体質をつくっていきましょう。

こうして年間行動計画が決まったら、定期的にミーティングを開いてその進捗を確認しましょう。このとき、計画が遅れていたり手つかずになっていたら、早めにその原因を探り、担当を増やしたり、計画に無理が無いかチェックしましょう。

 

これまで団体運営に欠かせない「団体の立ち上げ会議」「ミッション構築会議」「ビジョン創作会議」「活動計画決定会議」「年間行動計画会議」の5つの重要な会議について書いてきました。これから団体を立ち上げようと考えているみなさんは勿論、既に団体として活動しているがどうも運営が上手くいかないと思っているみなさんも、この講座をヒントに「芯の通った団体運営」を目指してください。