夢を実現する道筋を描く活動計画決定会議

活動の芯をつくる会議のもち方講座⑥ ~運営基礎編 その4~

ここまでの会議で、団体のミッションとビジョンができました。ef48c740f44c4791a0edb8fab6934ddd_sいよいよ、具体的な動きをプランニングする活動計画を立てましょう。

活動計画はその期間によって、「長期」「中期」「短期」と3つに分かれます。

まずは、長期計画について考えてみましょう。みなさんが創ったビジョンを実現するために何年間かかりますか? そのために何が必要だと思いますか?

一般的には、長期10年、中期5~3年、短期3年~1年程度と考えられています。しかし、団体によってビジョンが違えば、当然、そこに行きつくまでの期間も違ってきます。そこで、団体に合った計画を立てるために、それを実行していくメンバーが目標達成までに必要な期間を設定することをお勧めします。

ある団体は、長期計画を3年後に設定しました。ずいぶん短期間ですが、その理由は、集中して一気に達成したいからだそうです。最近は、社会環境の変化が目まぐるしいということもあり、10年もかけていたら状況が変わってしまうという危機感もあるようです。団体により抱える事情もそれぞれですから、自分たちの事情をしっかり把握した上で期間を決めましょう。

短期は1年間。つまり、年間計画とします。短期と長期の中間地点を中期と設定しましょう。これで、団体の長・中・短期の期間が決まりました。次に、それぞれの期間に何をどのように実現していくのかを考えましょう。

それには、期間ごとに「ヒト」「資金」「モノ」「情報」の4つの視点で、出来るだけ具体的に設定していきます。例えば、ある団体のビジョンを具体的な目標に置き換えると「5年後に子どもから高齢者が気軽にくつろげるカフェを開く」になったとします。その計画を実現するために、5年後までに何をどれだけ準備しなければならないかを話し合います。どのような人材が何人必要か、資金はいくら必要でどう調達するか、カフェを開く場所と施設をどこに確保するか、自分たちの活動への協力者を集めるための広報手段をどうするか・・・などです。

長期計画のリアルな内容が見えて来たら、中間地点である中期計画(ここでは3年後とします)を「5年後の目標を達成するために3年後までに何をするのか」を具体的に考えていきます。ここでは、できるだけ数値で考えていくとイメージが具体的になります。そして最後は、「3年後までに今年度は何をするのか」を話し合いましょう。

これらの計画づくりは、ビジョンを長期目標に置き換えて、逆算しながら目標達成の道筋を見極めていくという会議です。つまり、活動の夢を現実の計画に落とし込んでいく作業です。この話し合いがしっかりできていれば、途中で遭遇するであろう様々なアクシデントにも道に迷うことなく対処できると思います。

次回は、メンバーがイキイキ活動するための「年間行動計画会議」について書きます。