活動の夢を語り合う「ビジョン創造会議」

活動の芯をつくる会議のもち方講座⑤ ~運営基礎編 その3~

「ミッション構築」の次は、団体のビジョンを創ります。9fd962e38eb68024b5be3c0c5de1ac23_m

「ビジョン」とは、簡単に言えば、「活動の将来の夢」です。展望といっても良いと思います。立ち上げた活動を続けていったその先、活動や団体、社会がどのように変化するのかを想像してみましょう。

もちろん、ポジティブで前向きな姿を思い浮かべてください。やる気が出てきますね。

会議のもち方としては、次のような段階で進めていきます。

 

1. メンバー個々が思い描く「団体の将来像」を書き出してみましょう。そのとき、「団体として」「活動内容として」「社会や地域の状況として」の3つの視点で考えることが大切です。

・団体として・・・団体の規模や体制はどうなっているのかを考えてみましょう。任意の団体のまま? NPO法人化しているの? それとも、事業者になっているの?

・活動として・・・活動内容がどのような展開になっているのかを考えてみましょう。したい活動や可能性のある活動を全て書き出しましょう。

・社会や地域の状況として・・・活動をすることで、社会や地域がどのように変化してほしいのかを考えましょう。

このとき、「書くなんて難しい」「全然思い浮かばない」「面倒くさい」などの意見が出た場合は、思い浮かべるイメージに近い写真を新聞や雑誌、その他から集めて持ち寄ることをお勧めします。写真は言葉では表現できない雰囲気まで伝わるので、3つの視点のそれぞれについて、自分のイメージに最も近い写真を探し出すのも楽しい作業です。

 

2. 個々の「期待する将来像」を出し合い、全員で共有します。ここで大切なのは、出された案に対して決して否定的な意見を言わないことです。「?」と感じたことは、その場で質問しましょう。「説明する」ことと「説明を聞く」ことで、全員の理解が深まります。気づかなかったアイデアが生まれるかもしれません。

 

3. 共有した個々の将来像を「団体の将来像」にまとめます。できるだけ多数決ではなく、全員が納得できる結論を探しましょう。「団体」「活動内容」「社会や地域の状況」の3つの視点それぞれの将来像がまとまったら、それが「団体ミッションに合っているか」をしっかりチェックします。

 

4. チェックが終わったら、ミッションと同様、3つのパーツをひとつの文にまとめます。

例えば・・・

「私たち(団体名)は、「団体の将来像」となり、「活動内容」の活動を展開することで、「社会や地域の状況」になります(なりました)」

という感じです。ここでは、文の終わりを断定形にすることが肝心です。ミッションでは、文末を「目指します」で終わりますが、ビジョンは、活動していった結果を表現するものなので「なります」「なりました」という形が適当だと思います。

 

これで、ビジョンができました。この文もしっかり書き留めて下さい。次回は、ビジョンを基に「長期・中期・短期活動計画」を立てます。