立ち上げに必要な会議とは?

活動の芯をつくる会議のもち方講座③ ~運営基礎編 その1~

身近な課題や社会の問題を自分たちの手で、少しでも解決したいという共通の思いをもった人たちが団体を立ち上げるとき、いくつかのポイントを確認した上で活動をスタートさせることをお勧めします。

多くの場合、熱い思いを持つ人に共感して人が集まりグループ化します。お互いによく知った仲ということもあれば、グループを立ち上げるために初めて顔を合わせるという場合もあるでしょう。その場合は、仲間になる人たちがどのような人たちなのかを探りながらスタートしなければなりません。

趣味の活動と違って、市民活動の団体を立ち上げる場合、問題意識は共通していてもそれを解決するための方法論が異なるために、なかなか具体的な活動に踏み切れないという事態に陥ることもあります。また、「とにかく頭数を揃えなきゃ」と団体としての形を整えることを優先して、「具体的な活動は決まってないけど取りあえず立ち上げちゃおう」とNPO法人になってしまったケースもあります。

このように団体の成り立ちは千差万別。ですが、その運営に必要な要素は共通しています。立ち上げ期の段階で、しっかり基礎固めをしておけば、後で「なぜこんなことになってしまうのか」と悩むリスクを最小限に抑えることができます。

では、基礎固めをするために、何から手を付けていけばよいのでしょうか?

団体の運営には、大切な3つのポイントがあります。第1に「ミッション」。これはグループがこれから果たしていく社会的な役割や使命のことです。「こころざし」といってもいいでしょう。第2に「ビジョン」。グループの活動を続けていくことで開ける可能性や未来像といったものです。「こうなったらいいな」という夢と考えてください。第3は「計画」です。活動するためには、計画が不可欠です。無計画に活動することは、地図を持たずに旅するようなもの。大きなリスクとロスを覚悟しなければなりません。

この3つのポイントをしっかり話し合うことが、基礎をつくる上でとても重要です。とはいえ、話し合いばかりを続けていても活動はスタートできませんので、これらのポイントについてメンバーの考えをまとめながら、スムーズに決めていかなくてはなりません。その方法については次回以降、順を追って説明します。

その前に、代表者について少し考えたいと思います。仲間が集まるプロセスで、代表者が自然に決まることがあります。また、初顔合わせで、ハッキリ大きな声で発言する人がなるということもママあることです。また、「言い出しっぺだから」という理由で任されるというケースもあります。つまり、必ずしも強いリーダーシップを持つ人が代表者になるわけではないということです。

以前は、強い指導力で引っ張っていくリーダー(代表者)が求められましたが、近頃は、メンバーの意見を引き出しまとめていく「ファシリテーター型リーダー」が求められるようになってきました。つまり、活動はメンバーの考えを反映して運営するもので、リーダー(代表者)の考えだけで進めていくものではありません。そのことをメンバーそれぞれが理解し、会議に積極的に参加し、合意に達するようにみんなで協力し合うというグループとしての姿勢が不可欠です。

そのことを初めての会議で確認し合うことが、「最初にすべきこと」です。それが出来れば、これから始まる様々な会議が実りあるものになること間違いなしです。