「1カ月で実家を空(カラ)にするぞ大作戦!! Part2」 ひとりっ子シニアの実家じまい④

さて、実家の不用品処分も佳境に入ってきました。

不用品は、「売れるモノは売る」「使えるモノは譲る」「最後まで残ったモノは捨てる」の3段階で処分。

スランプに陥ったら、思い切ってプロの手を借りるのも有効な手段です。

迷い、悩みながら時間と戦う家族3人で取り組む「片付け隊」の頑張りを書きます。

売れるモノは売る


優先順位1位の衣類は、まずは古着買い取り業者の店舗に持ち込みました。「ほとんど使っていない」と思われる洋服や帽子、バッグなどを大きなビニール袋に目一杯詰め込んで、車のトランクルームに載せられるだけ載せて運びました。ところが、ほとんどが1キロ当たり1円という査定で、1回の持ち込みで600円程度にしかなりません。忙しいときに店舗で査定を待つ時間も惜しく、結局、店舗持ち込みは1回だけで諦めました。

上質なバッグやアクセサリーなどは、娘がフリマアプリを使って少しずつ売っていきました。とはいっても、中古品の値付けの相場が分からないので、既に出品されている同様のモノの値段を参考にしたようです。このサービスは、出品者側が値段を決められるので、買い取り額にガックリということはありません。そのかわり、モノによってはいつまで経っても売れないというリスクもあります。これについては、全て娘にお任せでしたが、ある程度の売り上げはあったようです。手間は掛かりますが、リサイクルショップに持ち込むより高価で売れるところが魅力です。

中古のカメラや三脚などは、夫がリサイクルショップに持って行ったところ、タダではなくいくらかは値段が付いたようです。この辺りは、時間と労力とお金のバランスを見て判断することが必要だと感じます。

そしてこれは余談ですが、解体業者の見積もりのとき、業者が実家にあったマッサージチェアやノンオイルフライヤー、加熱水蒸気で調理するオーブントースターが欲しいというので、「差し上げますので、その分、処分費を安くして」と交渉。その他、埃をかぶっていた昔の黒電話を見つけ「これは捨てないでほしい」と言うので理由を聞いたところ、どうやらコレクターのようでした。これらのモノの効果があったのかどうか分かりませんが、処分費をかなり良心的に見積もってくれました。

使えるモノは譲る

私は、母の知り合いとほとんど面識がなく、譲るといっても誰がもらってくれるのか全く分かりません。母は、長い間、民舞を教えていたこともあり、その関係の衣裳や小物、カセットテープ、CDなどが呆れるほど大量にありました。そこで、生徒さんのひとりに電話して事情を話したところ「踊り仲間と一緒に行きます」という返事がありました。

3人の生徒さんたちは、お稽古に使えそうなモノを譲り受けてくれました。その日は丁度、衣裳ケースを処分するために大量のケースを車庫に運び出していたので、「ガレージセールをやればよかったね」と言いながら、楽しそうに着られそうなコートや布地などをたくさん持ち帰ってくれました。母が長い間お世話になった方たちに使ってもらえることで、「モノを捨てる後ろめたさ」から少し解放された気分になりました。

最後まで残ったモノは捨てる

不用品処分は、結局、不用品を捨てるということです。売ったり譲ったりできるのは、ごく僅かなモノだけです。ほとんどは分別して捨てることになります。

時間があれば不用品の有効活用の道も見つけられたと思いますが、引き渡し期限が近づくにつれ、ひたすらゴミ袋にモノを詰め込むという作業に明け暮れました。本当に指定ゴミ袋が何枚あっても足らないという状況で、浴室や納戸などに積み上げられたゴミ袋の山を見る度に、やる気が萎えていきました。

疲れたらプロの手を借りる

実家の整理を本格的に開始して2週間ほどたった頃、実家は不用品とパンパンに膨らんだ大量のゴミ袋で足の踏み場もなくなっていました。夫と2人で3日間泊まり込みで作業しても片付いていく気配さえ感じられず疲労困憊。このままいくと、高齢者である私たちの身体まで参ってしまうと感じました。

そこで、夫と相談してプロに衣裳ケースの処分を依頼することにしました。テレビで宣伝している「くらしのマーケット」というサイトで選んだ業者の「2トントラック積み放題」というプランをお願いしたところ、当日は屋根付きトラックで到着。若者ひとりでやっている便利屋さんだそうで、ガレージに出しておいた中身がギッシリ詰まった50個の衣裳ケースを軽々と積み込んでいきました。そして、なぜか納戸にあった事務所にあるようなコピー機もついでに持って行ってもらいました。

これで、押し入れスッキリ。部屋の床が何とか見えるようになりました。すると、不思議なことに俄然、私たちのやる気も復活。これ以降、整理のスピードがグーンと加速しました。

次回は、アルバムや日記などの「思い出の品」の処分について書きます。