信念を貫く勇気をもてますか?

自分を信じて意見を言い続ける大切さfd9c4e84d5ee6017bb4df9d94af12e70_s

 今日は、知人の黄綬褒章受章記念の祝賀会に出席しました。今年80歳を迎えた彼は、視覚障碍があり、按摩で生計を立てています。長年にわたって磨いてきたその技術が認められたこともありますが、それ以上に福祉分野における功績が認められたということです。

 彼は、当事者であることを強みに、視覚障碍者の生活や人生を充実したものにするための制度やサービスの改善を根気強く行政に働きかけてきました。お祝いに駆け付けた人たちが口を揃えて語ったのは、「正義に根差した厳しい意見」を若い頃からずっと言い続けてきたという彼の生きる姿勢に対する称賛の言葉でした。

 確かに、私が知っている彼は、誰が相手であろうといつでも「言うべきことは言う」という姿勢を貫いていました。それは、とても勇気がいる事だったでしょうし、生涯を通してその姿勢を崩さないという強い信念をもっていたのだと思います。トラブルや意見の対立に遭遇すると「強いものには巻かれて、穏便に済ませよう」という意識に流れがちですが、決してそのような選択はしませんでした。

 「言うべきは言い、やるべきはやる」。そんな至極当然なことが、実行し難い社会になっています。対立が起こる前に、トラブルを回避するための態度をとり続けていると、自分にとって何が「正しい選択」なのか分からなくなってしまいそうです。自分の考えや意見を貫き、それに基づいた行動をとり続けることは、かなりの勇気が必要です。そして何よりも、心の方向性を見失うことなく歩んでいくためのエネルギーが必要です。そんな確固たる生き方を続けていくことで、周りの理解と協力を得るだけでなく、正当な評価を獲得した彼を心から尊敬します。

 誰もができることではありませんが、あなたの人生を悔いのないものにするために、まずは周りの人たちに「自分の思いや意見を伝える」ところから始めませんか? やがてそれは、あなたの後に続く人たちの道しるべになると思います。